前回はロバート・キヨサキさんの書かれた「金持ち父さん貧乏父さん」の概要について触れました。
今回はそもそも、「金持ち父さん」と「貧乏父さん」って?
離婚とか再婚が関係しているの?はたまた一人の極楽から地獄に叩き落される話?
と筆者が疑問に思った「二つの父さん」についてお話ししていきます。
金持ち父さん貧乏父さんって何?
「金持ち父さん貧乏父さんって何?」
率直に明かしましょう。
この「父さん」正体は著者のロバート・キヨサキさんが本書の冒頭で、次のように書かれています。
どうやら二人のようですね。
それでは、金持ち父さん貧乏父さんの特徴をまとめてみますので、
どんな違いがあるのか、自分はどちらに似ているのかぜひ考えながら確認してみてください。
貧乏父さん
- ロバートさんの実のお父さん
- 四年制の大学を二年で卒業し博士号を取得した
- スタンフォード、シカゴ、ノースウェスタンと三つの大学を更に入学し卒業。
- いずれにおいても成績優秀であり、授業料はすべて奨学金で賄った。
- お金への「執着」を悪と考えている
例)何か高価なものが欲しいと言うと
「そんなものを買うお金はない!」と切り捨ててくる - お金持ちは高い税金を納めて当たり前だと思っている
- 「一生懸命に勉強すれば、いい会社に入れる」と励ましてくれる
- 「私にお金がないのは、子どもがいるからだ」と言う
- お金は安全が最優先、「貯金」こそ最適な方法
- 持ち家は資産であり、これが人生における最大の投資である
- 請求書は一番最初に払うもの
- 一生懸命働くから、国から年金などを受け取れる資格がある
- 良い仕事に就くための、履歴書の書き方を教えてくれる
- 「大切なのはお金じゃない、でもいつか大金に恵まれるだろう」とつぶやく
- 死ぬまでお金に苦労した
金持ち父さん
- 友人のマイクのお父さん
- ハイスクール(高校)すら卒業していていない
- お金が「無い」ことを悪と考えている
例)何か高価なものが欲しいと言うと
「どうすればそれを買うためのお金を作り出せるか?」と問いただしてくる - 税金は、働いている人にはムチとなり、怠けている人にはアメとなると思っている
- 「一生懸命に勉強すれば、いい会社を買うことができる」と背中を押してくれる
- 「私にお金があるのは、子どもがいるからだ」と言う
- お金はリスクをいかに取るか、「投資」こそ最適な方法
- 持ち家は負債であり、これを投資と言う人はどうかしている
- 請求書は一番最後に払うもの
- 100%、経済的に自分に依存することが正しい
- 良い仕事を生み出すための、ビジネスプラン・投資プランの書き方を教えてくれる
- 「お金は力、しかしそれ以上にお金の教育が大切だ」と語る
- ハワイで最も裕福な人間の一人になった。
まとめ
貧乏父さんは、学校の先生や社会通念上よく言われる
「常識」と言われていること「正しい」と思い、また実践しています。
一方で金持ち父さんは、そういった「常識」に固執することなく、
どのようにすればお金を稼げるのかに焦点を当て、実践をしています。
お金持ちになりたいけど、貧乏父さんの特徴の方が当てはまる人はこのまま読み進めてください。
既に金持ち父さんの特徴の方が当てはまる人はここで切り上げて行動に移した方がいいでしょう。
そしてロバートさんはこんな言葉を残してから本題に入ってくれています。
次回No.3「六つの教え」について深堀りしてきます。
脚注
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